青年海外協力隊★マダガスカル日記


by yoshimi-111
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「牛を食べる」ということ。

先日、牛を殺して解体するところを見ました。
マダガスカルでは、お祝いやお祭りのときに牛や鶏を殺してみんなで食べます。
先日はマルブアイの先生たちがみんな集まって行うFety(お祭りというか、パーティーのようなイベント)がありました。盛大なもので、その時は牛を3頭殺して、みんなで食べました。

牛を絞める場面を見る、なんて日本で普通に生活していたら見られない場面です。
見てみたいような、見たくないような。。。最初は少し迷っていたのですが、せっかくのこの機会に貴重な場面を見ておこうと思い、心の準備をして見に行くことにしました。

牛を殺すのは早朝。まだみんなが集まる前に、数人で行われました。
私もドキドキしながら早起きをして出かけました。
場所はお祭りの会場となった小学校の敷地内の草むら。
「もっと近くで見たら?」と何度か勧められつつ、でもそんなに間近で見る勇気もなく、少し遠目で見学しました。

とても衝撃的でした。
牛肉は普段から食べています。牛肉を食べる、ということは牛を殺している、ということももちろん分かっています。が、やはり自分が牛肉を手にするときには、もう「牛肉」になっています。牛を殺している、ということを頭では分かっていても、実際に牛肉を買うとき、口にするとき毎回それを思い出しません。

まず男の人が数人で牛を押し倒すようなかたちで脚を縛り、暴れないように抑えつけます。
そして、横に倒された牛の首の下にバケツを置き(バケツの上に首が乗るような格好)、頸動脈にナイフを入れ、一気に血を抜きます。血抜きが終わると、脚、頭が切り取られ、順に皮を剥いでいきます。そして、内臓を取り出しながら、肉は部位ごとに手際よく切り取られていきました。

牛を絞める現場。遠目で草むらの中でも、十分伝わるものは伝わってきました。
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牛を絞めた後、順に肉を切り取っていく
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「牛」から「牛肉」になる瞬間を見たのです。
日本の焼き肉屋さんで「おいしい、おいしい」と牛肉を食べていた自分を思い出す。
なんとも言えない感情が湧いてきました。それは、かわいそうとか、もう牛肉を食べない、とかじゃない。牛に感謝して命をいただく、ということ。。。

牛肉を調理する。
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牛肉と野菜、ココナッツを混ぜて煮込んだマダガスカル料理が出来上がりました。
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私は、基本的に食事は残さず食べますが、今回の体験でより一層、これからも残さず食べよう!と心に誓った日となりました。
牛を食べる、ということ。牛だけでなく全ての食べ物において、人間が他の命をいただく、ということを忘れず、これからも食べ物を大切にしようと思います。

※ここでは具体的な話や写真は控えるので、興味のある方は帰国後ゆっくりお話しますね。
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by yoshimi-111 | 2010-05-10 06:29